「来週は彼氏と温泉デート」
と温泉はカップルにとって絶好のデートスポットです。
しかし、女の子には大きな不安要素があります。
それは「生理」です。
生理がせっかくのデートと被ってしまったら、
まして温泉デートで被ったらどうしようとデート当日まで不安いっぱいになります。
そんな不安を小さくするために、基礎体温をつけて自分のカラダを知りましょう!
基礎体温をつけることで自分の月経周期が把握でき、
月経周期に合わせたデートプランも立てやすいです。
今回は温泉好き女子には欠かせない基礎体温について掘り下げていきます。
この記事でわかること
- 基礎体温でわかること
- 正しい基礎体温の測り方
- 月経周期ごとのデートプラン
温泉を最大限に楽しむために自分のカラダを知ろう
まず、なぜ女の子が温泉を楽しむために自分のカラダを知ることが大切なのかを説明していきます。
女の子は大変なんです
女性は妊娠・出産という大事な役割を果たすために、
平均10~15歳から50歳で閉経を迎えるまで「生理」という赤ちゃんを産めるカラダの準備をします。
※初経・閉経は個人差があります
生理はうまく付き合えれば、それほど日常生活に支障が出るものではありませんが、
80%以上の女性が生理痛に苦しんでいる現状があります。
また3人に1人は「寝込む」「外出できない」「家事ができない」など、日常生活にも大きな支障をきたしています。
生理中の入浴NGの温泉は多い
生理中の入浴は血行が良くなり生理痛が和らぐため、
長風呂で十分にカラダを温めることがおすすめです。
しかし生理中は湯船から立ち上がった際にドバッと経血が出たり、
水圧で出にくいとはいえ浴槽に経血が出てしまうことがあります。
また、温泉は雑菌が多く感染症のリスクが高まります。
そのため温泉施設では生理中の入浴NGの施設が多いです。
温泉は経血量の多い3日目までは避け、
4日目以降も「もう大丈夫」と思ってもタンポンや経血カップを必ず利用し、他の利用者に迷惑がかからないようにしましょう。
基礎体温をつけて自分のカラダを知ろう
生理痛のためデートを楽しめなかったり、
生理のため温泉に入れなかったり、
女の子は自分のカラダのことをよく知らないとデートを楽しめません。
安心して女の子がデートを楽しむためには基礎体温をつけることが必須です。
私は今まで基礎体温は記録せずに、月経周期だけを記録していました。
月経周期だけの記録だと
「この辺りで生理が来そうだな」とだいたいの予測はついても
排卵のタイミングや低温期や高温期にいつ入ったのかが分からず
思ったより早く来て下着を汚してしまったり、
2週間も遅れてきてヒヤヒヤしたりという経験がありました。
基礎体温をつけてリアルタイムで自分のカラダを知ることは、
デートだけでなく日常生活をより快適に過ごすために大切です。
基礎体温をつけて自分のカラダを知ろう
では、具体的にどうやって基礎体温をつけるのかみていきましょう。
基礎体温とは
基礎体温とは、カラダが生きていくために必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温のことです。
つまり、寝ている時の体温のことなのですが、
寝ている時に測ることは不可能なので、朝一番に測るのです。
基礎体温の見方
基礎体温には2つの周期があります。
それは排卵前の低温期と排卵後の高温期です。
基礎体温をつけると写真のように2層に分かれるため、
境目となる排卵日の予測ができます。
排卵日が分かると、
排卵から2週間が経っても生理がこなければ「妊娠」の可能性があるとか
前回の生理後からの低温期が続き排卵が起きていないと、卵巣の機能が低下している可能性があるなどがわかります。
基礎体温の正しい測り方
正しい基礎体温の測り方は以下の通りです。
正しい基礎体温の測り方
- 毎日同じ時間に測ること
- 脇の下ではなく、口の中で測ること
- 布団から出ずに寝たまま測ること
基礎体温は先程の説明した通り、寝ている時の体温のことです。
なので、計測するときは布団から出たり寝返りをせずにじっとして測ります。
一度ベットから出てしまったら、30分の安静後測り直すことが出ます。
体温を測る場所として一般的なのは脇の下(腋窩温)ですが、
より正確に測るため基礎体温は舌の下(口腔温)で測ります。
カラダの中心部で測るほど体温は高いため、口腔温は腋窩温より約0.4℃高いです。
ズボラ女子におすすめする基礎体温をつけるアプリ
朝はなにかと慌しいですよね。
そのなかで、じっとして基礎体温を測り、ノートに体温を記入する
というのを毎日続けることは想像しただけでも続かなそうです…
そんなズボラ女子は便利な基礎体温計とアプリを使いましょう。
私がおすすめするのは
オムロンの基礎体温計と「カラダのキモチ」というアプリです。
- 計測が10秒と早い
- 手入力の必要がない転送システム
- 無料でも生理予定日の通知や月経周期に合わせたアドバイスをみれる
といったポイントがおすすめです。
月経周期ごとの自分のカラダを知ろう
月経周期は、生理が始まった日を「1日目」として、次の生理が始まるまでの期間をいいます。
この期間は25~36日と個人差があり、よくいわれる28日周期の人は10~15%しかいません。
そのため自分の月経周期を知ることは大切です。
女の子のカラダは月経周期によって変化します。
月経周期を知り、自分のカラダに合わせたデートプランを練ることで、デートを最大限に楽しむことができます。
出典:日本体育大学「月経周期を考慮したコンディショニング法」
卵胞期
卵胞期とは、生理が終わってから排卵までの期間のことをいいます。
この期間は女性ホルモンの「エストロゲン」が多く分泌され、心身ともに元気に過ごせます。
卵胞期のデートはアクティブに動けるので、いつもよりも行動範囲を広げて、少し遠い温泉地に行くのが良いでしょう。
また、温泉の前にその土地を楽しむレジャーなどもおすすめです。
排卵期
排卵期とは排卵前後の数日のことをいいます。
排卵とは卵巣から卵子が排出されることで、排卵を境に低温期から高温期に変化します。
この排卵期に約2人に1人の割合で排卵痛(中間痛)を経験する方がいます。
排卵痛とは
排卵期間に起こる一過性の下腹部痛のこと。
原因は卵胞の内圧上昇や排卵による子宮や卵巣の収縮が考えられ、
排卵痛から24時間以内に排卵が起こるともいわれている。
排卵期のデートは、排卵痛を考慮する必要がありますが、
一過性で軽度のことが多いので、何度か行ったことがある温泉施設でマイペースに過ごすことをおすすめします。
また、日常生活に支障をきたすほどの強い排卵痛は子宮内膜症が隠れていることがあるため、婦人科を受診しましょう。
黄体期
黄体期は、排卵後から次の生理が来るまでの期間をいいます。
黄体期は受精卵を着床しやすくするため女性ホルモンの「プロゲステロン」が増えます。
この時期はイライラしたり、手足の冷えを感じたりむくみやすい時期で、
月経前症候群(PMS)という症状に苦しむ女性も多くいます。
月経前症候群(PMS)とは?
生理前のココロとカラダの不調をさす。
婦人科では生理前に始まり生理時に消える不快な症状が3ヵ月以上続き、
しかも日常生活に支障が出るほど症状がひどい場合に月経前症候群(PMS)と診断される。
症状はカラダの症状(肩こり、頭痛、便秘、にきび、倦怠感など)や
ココロの症状(イライラ、情緒不安定、集中力低下など)がある。
黄体期のデートは、渋滞でイライラしたり、人混みで頭痛も起きやすいため、
お風呂カフェなどゆったり過ごせる入浴施設がおすすめです。
月経期
受精卵が子宮内膜に着床せず妊娠しなかった場合は、
古くなった子宮内膜がはがれて血液とともに体の外に排出される生理が起こります。
出血がみられる期間は3~7日、平均5日続きます。
出血量が多いこの時期は温泉デートは避けましょう。
まとめ
温泉は絶好のデートスポットですが、
生理がある女の子にとっては温泉デートは「生理と被らないか」と当日までヒヤヒヤするものです。
そんな温泉好きの女の子は基礎体温をつけて自分のカラダを把握し、
温泉を最大限に楽しめる時期に温泉デートの計画を立てましょう。
また、男の子も女の子のカラダの変化を考慮してデートプランを一緒に考えてください。
しかし、月経周期は少しのストレスで変化しやすいものです。
それでもしっかり基礎体温をつけておくとどんなストレスがあると乱れやすいのかなどもわかってきます。
自分のカラダを把握して、大切な人と温泉を最大限楽しんでください。